
少しづつではあるが、違いのわかる方がついてきてくれているなと。
こんな場所でこんなやり方をしていると、
「もっとこうした方が・・・」とか、
「このやり方じゃね~・・・」とか、
「ハンバーガーで800円も900円もするのはちょっとね・・・」とか、
「高山ではね・・・」とか、
いろいろとネガティブな声も多数お寄せいただくのですが、まあそれも当然かなと思うわけです。
なにせ、この町やら市場やらに合わせるようなことをしなかったんでね。
客数やら売上やらを最大の目的として店を立ち上げたわけじゃないんで、
店というものをそういう部分でしか見れない人にとっては、当然といえば当然のセリフ。
そんな方々がたくさんいらっしゃるこの町で、
敢えてこんな店をやる自分もかなりの変態ではあるが、
そんなお店についてきてくれている方がちらほらおられるわけで、
そんな方々もかなりの変態?・・・いや、違いのわかる方々やなっ!と思うのです。
100あるものを薄く広く、30伝わればいいやり方をするのではなく、
100あるものを狭くても少なくても100突き刺さるくらいに、
いや、ときにはそれが120になったりするように届けるこのスタイル。
かなりのリスクを伴い、下手するととんでもない大怪我さえするようなスタイル。
ただそんなスタイルでしか表現できないものがあり、届かないものがある。
それに感じいるお客さんがいて、また前進できるオレが、店がある。
目を輝かせながらオレの話に聞き入るお客さんがいたり、
このスタイルをえらく評価してくれるお客さんがいたり、
ハンバーガーの概念を覆されたと感動の面持ちで語るお客さんがいたり。
本当にありがたい話。
こういうスタイルをとりながら、傷だらけながら、そんな人たちが自分を店を後押ししてくれる。
そんな方々には、ただのバーガー売りとしてだけではなく、
いろんなモノを俺なりのフィルターを通して届けていきたいと思うとです。
違いのわかる人たちだけに送る目に見えるものだけでは測れないメッセージみたいなやつね。
この地域や町にとって、異物混入のようなこの店が今後どんな展開を見せるのか???
違いのわかる人が少しでも多く現れ、より過激に、より変態的になっていく・・・・
そんな日がくることを望んでいたりするオレがいる。